コラーゲンって、そんなに重要?

特に女性は、「コラーゲン」という単語に敏感な方が多いのではないでしょうか。 現在では食品や化粧品、医薬品などに用いられていて、健康食品として、美肌になる商品として、また関節等の痛みを改善する商品として、多くが店頭に並んでいます。

コラーゲンとは、主に脊椎動物の皮や骨、軟骨などを構成するたんぱく質です。 コラーゲンが美肌に効くのか、関節の痛みに効くのか、今では賛否両論となっています。

人間の体は約60%の水分と、約20%のたんぱく質で構成されています。 そのたんぱく質の中でも約30%を占めていると言われるコラーゲンは、やはり人間の体を構成する、重要な成分であると言えますね。

ではコラーゲンとは、体のどこに多く含まれているのでしょう?皮膚に約40%、約10~20%が骨や軟骨に、それ以外に血管や内臓にも存在していますので、ほぼ身体中に満遍なく含まれている成分なのですね。 このコラーゲンが劣化すると細胞バランスが壊れてしまい、様々な体の不調を感じます。

ヒアルロン酸の合成ができず、肌荒れを起こしたり、二枚爪になったりなど、爪の健康にも影響があるでしょう。 骨密度が下がり骨折し易くなったり、血管が詰まり易くなり、高血糖や高血圧になったりする恐れもあります。

ただし、細胞を活性化する為に積極的に外部からコラーゲンを摂取するよりも、「栄養・運動・休養」の“健康づくりの三要素”を見直し、特定の成分に偏った食生活ではなく、今一度自分の食事や生活スタイルを振り返ってみることが、重要なのではないでしょうか。