コラーゲンの過剰摂取に気を付けよう

肌のシワやたるみ、乾燥を防ぐ効果のあるコラーゲン。 骨粗しょう症予防効果があるため、年齢を重ねた女性に人気の成分です。

コラーゲンは、人間や動物の真皮、靱帯、腱、骨、軟骨などを形成する重要なタンパク質で、人の体は約30%がコラーゲンで作られているといわれています。 年齢を重ねると徐々に体内のコラーゲンが減少して、肌の老化や骨粗しょう症などのトラブルにつながっていきます。

そこで少なくなったコラーゲンを補うため、食事やサプリメント、化粧品からコラーゲンを体に摂り入れることが必要となります。

しかし、コラーゲンは、効き目が穏やかなので、適量を最低でも1カ月以上は続けて摂取し続けないと効果が実感できません。 イベントなどで明日、肌をキレイにみせたいとコラーゲンを大量に摂取しても、体が受け付ける量が決まっているので、過剰摂取した分は排泄されます。

コラーゲンは、少しなら過剰に摂取してもそれほど問題はないといわれていますが、大幅な過剰摂取は、消化不良を起こして下痢になったり、吹き出物やセルライトのもとになることもあります。 最近の研究では、コラーゲンの過剰摂取が肝硬変や肺繊維症といった病気を引き起こす原因になるとの報告もあります。

まれですが、アレルギー症状を発症する場合もありますので、コラーゲンの効き目が実感できないからといって大量に摂取することは控えましょう。 「美は1日にしてならず」です。

1日の摂取量は5~10gといわれています。 年齢によって必要量が違ってきますので、自分の年齢にあった量をコツコツ毎日摂取して、美と健康を保ちましょう。