コラーゲンを有効活用するには
コラーゲンが人間の身体に含まれている物質であることは知られていますが、体内のどこに多く含まれているのか確認してみましょう。 そもそもコラーゲンは人間だけでなく、ほかの動物に至る生物の体内で、もっとも多く含まれているたんぱく質の一種です。
内臓から筋肉、皮膚や関節に至るほとんどの組織部分で存在しており、細胞同士のつなぎの役割を果たしています。 人の身体のたんぱく質の3分の1はコラーゲンで占められていて、人が生きていく上で欠かせない物質といえるでしょう。
そんなコラーゲンも、20歳を過ぎるころから急激に減少していきます。 40歳ではピーク時の60パーセント、60歳では40パーセントにまで減少します。
このコラーゲンの減少が老化と呼ばれる現象です。 生まれたばかりの赤ちゃんの肌がプルプルなのは、コラーゲンの量が満たされ、肌のバランスが整っているからです。
食品では、手羽や軟骨、皮といった部分に多く含まれています。 コラーゲンの吸収を効果的にするために、ビタミンCが含まれる食品も一緒に摂ることをおすすめします。
近年、コラーゲンは食品だけでなく、化粧品や医療品でも使用されています。 コラーゲンが配合されたサプリメントが数多く出回っていて、美容効果だけでなく、健康効果を目的としたニーズが増えています。
食品で必要な量を摂るには難しいケースもあります。 十分な量を摂りたい場合、サプリメントが手軽に活用できます。 肌への効果を期待する場合は、化粧品の活用も有効でしょう。